About 聖徳学園について
学校法人聖徳学園は聖徳太子の教えを建学の精神とし1927年に創立された東京都武蔵野市にある学校法人です。
マクロな視点から
世界が抱える問題を考えよう
今の中学生、高校生が大人になったとき、どのような世の中が待っているのかを予想するのはとても難しいことです。ほんの10年前から今までの変遷を見ても、インターネット環境は大きく変化し、日本国内を訪れる外国人の数は飛躍的に増え、世界が抱える問題も多様化しています。そのような社会の中で求められる力とは、正解のない問いに挑戦できる発想力であり、思考力です。日本人は正解のある問いに対して勤勉に努力して答えを出すことに関しては非常に優秀ですが、これからは、予測しなかった事態に対しても柔軟に対応できる力が必要です。
本校のSTEAM教育は、予測が難しい未来に生きるための基礎を身につけるものです。トライ&エラーを繰り返しながら課題を解決する「マインド」を育て、新しい価値を創造できる人間を育てます。
校長 伊藤正徳
Apple Teacher 2017年取得
昭和2年(1927年) | 男子中等教育を行う関東中学校創立。初代学校長和田幽玄就任。教育顧問に帝国教育会長澤柳政太郎博士と東大名誉教授村上専精博士を推戴。 |
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昭和4年(1929年) | 教育顧問に元文部大臣児玉秀雄伯爵を推戴。 |
昭和12年(1937年) | 学園創立10周年 |
昭和22年(1947年) | 教育顧問に元文部大臣安藤正純先生を推戴。安藤正純先生 |
昭和23年(1948年) | 新制関東高等学校が発足。 |
昭和26年(1951年) | 学校法人聖徳学園に組織変更。22年中学校、25年幼稚園、26年小学校を併設し、総合学園となる。 |
昭和30年(1955年) | 学校施設・設備の拡充と近代化をはかる。昭和30年から校舎の鉄筋化を推し進め、安藤正純先生の業績を記念して安藤正純記念図書館が落成。 |
昭和35年(1960年) | 体育館、以後中学・高校・小学校の校舎を次々に建築する。 |
昭和44年(1969年) | 小学校の校名を聖徳学園小学校に変更。教育顧問に伏見猛哉玉川大学教授・英才教育研究所理事長を推戴。ギルフォード博士の知能構造理論に基づいた知能教育を開始。 |
昭和48年(1973年) | 教育顧問に清水驍英才教育研究所理事長、知能教育国際学会長を推戴。伏見猛弥先生。 |
昭和52年(1977年) | 学園創立50周年。 生徒食堂の改築・体育館の拡張と全面改築。 |
昭和57年(1982年) | 交換留学制度を通しての海外交流開始。 |
昭和59年(1984年) | ニュージーランドのニュープリマス男子高校とニュープリマス女子高校交換留学開始。 |
平成元年(1989年) | 創立以来の卒業者数10,101名。 |
平成3年(1991年) | 高等学校名を聖徳学園高等学校に変更。中学募集開始。 |
平成4年(1992年) | 中高一貫教育を開始。少人数制・コース制など、個性を尊重する教育を開始。 |
平成6年(1994年) | ニュージーランド国際研修旅行を開始。その後ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、中国へと対象地を拡大。 |
平成13年(2001年) | 前後期2学期制・週5日制・90分授業の新体制スタート。 |
平成14年(2002年) | 文部科学省の「学力向上フロンティアスクール」の指定を受ける。 国立教育政策研究所の総合的な学力に関する研究指定校になる。 学園創立70周年 松田芳雄先生の手によるモニュメント「知性と意志 そして愛」完成。 |
平成15年(2003年) | 文部科学省の「学力向上フロンティアスクール」の指定を受ける。 |
平成16年(2004年) | 日本フルブライトメモリアル基金マスターティーチャープログラム参加校になる。 |
平成17年(2005年) | 文部科学省の「教育改革推進モデル事業」の研究指定校となる。 |
平成18年(2006年) | 文部科学省の「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」の指定を受ける。 |
平成24年(2012年) | かえで通り沿いに12号館(かえで未来館)落成。 東京私立中学高等学校協会「ICT推進教育」の研究指定校となる。 「東京アスリート育成推進校」(バレーボール)の指定校となる。 |
平成25年(2013年) | 第八代中学校・高等学校校長伊藤正徳就任 |
平成26年(2014年) | 中学校・高等学校日本教育工学協会(JAET)より「学校情報化優良校」認定 |
平成27年(2015年) | 東京私立中学高等学校協会「タブレット端末を利用したアクティブラーニングの実践研究」 研究指定(2 ヶ年) |
平成27年(2015年) | 学園長・理事長に岩崎治樹就任。 |
平成29年(2017年) | 創立90周年事業、STEAM教育を推進するための13号館完成。 |
平成30年(2018年) | ユネスコスクールの指定を受ける。 パナソニック財団実践研究助成校に指定。 |
令和3年(2021年) | Apple Distinguished Schoolに認定。 |
学校の特色
◆︎STEAM教育とグローバル教育によって生徒と教員の創造性を高める学校です。
◆︎創造性と多様性を尊重する管理職・常に先進的な学びに挑戦する教職員・未来を見据えた本校教育への
理解が高いご家庭という環境により、生徒が社会と繋がりながら新しい学びにチャレンジすることができています。
◆︎1to1環境により、校内SNSやクラウドの活用、授業サイトの構築等に取り組んでいます。
ビジョン
建学の精神である「和」を現代的に解釈した
「知識をつなげる」「人とつながる」「世界とつながる」ことを教育のビジョンとしています。
- 01知識をつなげる生徒が教科横断型の取り組みを通じて、各教科で学んだ知識を結びつけ、自ら課題の解決策を見つける。
- 02人とつながる生徒が学年を超えたプログラムや学外の協力者と一緒に授業を進め、多様な背景を持つ人々と協力しながら学び合う。
- 03世界とつながる生徒が国内外で、直接的な状況だけでなくオンラインでの交流を通じ、多様な世界の人々とのつながりを体験する。
聖徳学園はSTEAMとグローバルを両輪として
生徒を未来に導く乗り物のようなもの
今の子どもたちにとって必要なのは、「正解のない問題」に対して臆することなくチャレンジする力です。
そこで本校では、彼らが実社会で経験するであろうトライ&エラーを実践するためのSTEAM教育を実施。
またアジアやアフリカも含めた世界の人々と共生していくため、ICT技術や英語力だけではないグローバルマインドを大切にしています。
この考えを具現化するため、今まで進めてきたSTEAM(情報)とグローバル(総合)のコラボレーションをより明確にし、
中学1年から高校2年で「STEAM」と「SDGs」という独自科目名を設定しました。
主に情報リテラシーやテクニカルな面をSTEAMで学び、現実社会の課題に具体的に取り組むことをSDGsで取り組み、解決策の提示にはSTEAMで習得したアプリやサービスを活用しています。
◇中学1年・・・STEAM1
◇中学2年・・・STEAM2
◇中学3年・・・STEAM3
◆高校1年・・・STEAM1
◆高校2年・・・STEAM2
Apple Distinguished School 認定
このたび当校は、STEAM教育やSDGsをテーマにした学習活動での取り組みが認められ、2021年〜2024年に引き続き2024年〜2027年の Apple Distinguished School に認定されました。
Apple Distinguished School
Apple社が認定する学習、指導、学校教育の継続的なイノベーションを推進する学校
建学の精神である「和」を現代的に解釈した「知識を繋げる」「人と繋がる」「世界を繋げる」という教育のビジョンを実現させるため、様々な取り組みを行なっています。
聖徳映画祭
中学1年生は1年間のSTEAM授業の成果として、SDGsをテーマとしたコマ撮りのクレイアニメーション製作にチャレンジしています。
- SDGsについて各自が調べ、グループでのミニプレゼンテーションを繰り返しながら基本的な理解を深める
- 1つのゴールを選び、それに基づいた内容の映画を構想
- ストーリーテリングについては国語、クレイモデル作成は美術、BGMの作成は音楽と教科を横断しての協力プロジェクト
- 年度末に現役の映画監督をお招きし、「聖徳映画祭」を開催
- それぞれのグループが製作した映画を全体で鑑賞し、映画監督やゲストとの質疑応答
- 最終的に最優秀作品が選ばれ、レッドカーペットの上でオスカー像が授与される
地域貢献プロジェクト発表会
中学では、地元である武蔵野市や、生徒それぞれの地元の地域課題の解決に取り組んでいます。
- フィールドワーク、実際に企業や公的機関に連絡を取ったりなど地域の現状について理解を深めていく
- そこでの理解を元に、課題を中学生なりに見出して設定
- 課題を解決できる具体的で、尚且つ自分たちで実践可能な取り組みを検討
- 考え出した取り組みは可能な限り行い、その結果や今後の方針も含めて最終の発表会でプレゼンテーションをする
この取り組みは、大学の先生や起業経験のある方など学外の様々な方々のアドバイスやご意見をいただくことのできる素晴らしい機会となっています。 毎年3月にSDGs成果報告会を実施し、中1〜高2がそれぞれプレゼンテーションをします。多くの生徒、保護者、学外の方にもご覧いただく機会となっています。
国際協力プロジェクト発表会
高校2年生全クラス対象に「日本にいながら出来る国際協力」をテーマとした授業(SDGs)を行っています。
- これまでのSTEAMで学んだことを活かし、国や地域についてICTを活用して調査を行う
- 調査をもとに現地の問題や課題を見つけ出す
- 解決策について検討し、中間発表会でプレゼンテーションを行う
- 大学や企業、JICAの方々のご協力を得て、ご意見やアドバイスをいただく
- 中間発表でのアドバイスをもとにブラッシュアップをする
- 最終発表会では学外の協力者だけでなく、中学も含めた他学年の生徒や保護者も参加し、ポスタープレゼンテーションや代表者によるグループプレゼンテーションが展開
中間発表までの段階では具体性に乏しかったり、その地域の実情に会っていなかったりするグループもありますが、中間発表で見つめ直し、検討し直すことによってブラッシュアップされて取り組みが大きく前進します。 この取り組みは、STEAM&Globalを推進する聖徳学園のビジョンを学園全体で共有する大事な機会となっています。
グローバルデイ
国際協力ボランティアグループが中心となって企画するグローバルイベントの一つです。
- 教育機関や起業、団体にご協力をいただき、世界の様々な地域の様子や現地での活動等についてゲストスピーカーからお話をしてもらう
- 生徒は事前に自分の関心のあるスペースを申告し、プレゼンテーションやワークショップに参加
スピーカーは社会人だけでなく,大学生や在校生が務めることもあります。